逆子(骨盤位)など胎位・胎勢異常の原因 症状 治療について

逆子(骨盤位)など胎位・胎勢異常の原因、症状、治療について解説します。

逆子

逆子とは

逆子は医学的には胎位(胎児の縦軸と子宮の縦軸との位置関係)の異常の一つで骨盤位といいます。

正常な胎位は骨盤に対して頭が下になった状態で頭位といいます。

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骨盤位は胎位の異常の中でも最も多く、全体の約5%を占めます。(頭位は約95%です)

骨盤位にも種類があり、殿位膝位足位があります。右に行くほど危険度は増します。

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殿位

殿位は骨盤位(逆子)の約75%を占めます。

単殿位

殿位

全複殿位

複殿位

膝位

膝位は骨盤位(逆子)の中では稀で約1%です。

全膝位

全膝位

不全膝位

不全膝位

足位

足位は骨盤位(逆子)の約24%を占めます。
危険度の高い胎位です。

全足位

全足位

不全足位

不全足位

その他の胎位異常

他にまれなものとして、横位(骨盤に対して横に寝ているような状態)や斜位(骨盤に対して斜めになっている状態)があります。

骨盤位(逆子)の原因

多くは原因不明ですが、子宮奇形、子宮筋腫前置胎盤低置胎盤狭骨盤早産、多胎妊娠、羊水過多、無脳症、水頭症などが原因となる場合もあります。

骨盤位(逆子)の症状

破水しやすくなるため前期破水を起こす場合があります。

臍帯を圧迫することがあり、胎児が低酸素血症、アシドーシス(血液が酸性になる)、胎児機能不全などを引き起こす場合があります。

微弱陣痛から遅延分娩となり胎児機能不全をきたす場合があります。

骨盤位(逆子)の治療

通常の病院出産では帝王切開による出産を行います。

自然分娩を行う吉村医院のように逆子のまま出産させる所もあります。
逆子でも大丈夫

外回転術

妊娠36週まで自然回転しない場合、外回転術を行う場合があります。

外回転術とは、お腹の上から手で胎児を直接回転させる方法で、成功率は60~70%位です。

常位胎盤早期剥離や胎児心拍数の悪化を引き起こすことがあり、緊急帝王切開となる危険性もあります。

運動療法で治す

西式健康法の合掌合蹠運動を行うと逆子が治るとのことです。
合掌合蹠運動

1度に最低でも100回以上、実際に治した人は1日に数百回~千回以上と回数を多くこなしています。

胎勢の異常

通常胎児は顎を胸に引きつけている屈位という胎勢で生まれてきますが、顎を上げた状態や頭を後にそらした状態である反屈位になっていると経膣分娩が困難になってしまいます。

頭の角度により吸引・鉗子分娩や帝王切開など状況に応じて対応することになります。

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参考文献

「病気がみえる vol.10: 産科」
医療情報科学研究所 (編集)

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2017年9月23日 逆子(骨盤位)など胎位・胎勢異常の原因 症状 治療について はコメントを受け付けていません。 婦人科・産科