上咽頭炎の症状 体が弱い人はBスポット治療で免疫力アップ!

上咽頭炎について、上咽頭と免疫の関係、Bスポット治療についてです。


「病気が治る鼻うがい健康法」という本があります。
この本はタイトルだけ見ると「鼻うがい」について書かれた本だと誰も思いますが、実はもっと重要なことが書いてあります。

医学博士である著者の堀田修先生は内科医であり、専門は腎臓病の治療です。
それなのになぜ「鼻うがい」なのか…。

それはIgA腎症という腎臓病の根本的な治療法を探るうちに、結果的に喉(上咽頭)の治療に辿りついたからです。

埋もれていたBスポット治療

この上咽頭の治療は「Bスポット治療」としてすでに研究されていた治療法なのですが、なぜか全く日の目を見ていない治療法でした。

この治療方法の発見者は堀口申作先生という医師で、「Bスポットの発見ー現代医学が取り残した「難病」の震源地 (カッパ・サイエンス)」という本に詳しく書かれているそうですが、すでに本は絶版になっています。

本のタイトルに「難病」の震源地と書かれていますが、まさに治療方法が分からない難病や原因不明の病については一度この治療を試す価値はあると思います。

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Bスポットとは上咽頭のこと

Bスポットの「B」は鼻咽腔の頭文字とのことです。
鼻咽腔とは上咽頭と同じ意味で、やや古い言い方のようです

堀口さんは鼻咽腔あるいは鼻咽腔炎という言葉を使っていたようですが、ここでは堀田さんにならって鼻咽腔という言葉は使わず、上咽頭という言葉を使います。

上咽頭(Bスポット)は、鼻から吸い込んだ息が鼻腔を抜けて突き当たり、方向を下向きに変える場所です。

上咽頭は免疫システムを作動させる場所

上咽頭の表面は繊毛上皮細胞に覆われていて、表面からは絶えず粘液が分泌されています。ほこりや細菌などの異物を押し流し、痰として排出する働きをしています。

そしてここに細菌やウィルスが付着すると、繊毛上皮細胞は免疫システムに指令を出し、敵への攻撃が始まります。

つまり鼻から侵入した細菌やウィルスなどの外敵が鼻腔を通り抜けた場合、上咽頭が免疫システムと外敵との戦場になるということです。そしてこの戦闘こそが上咽頭の炎症の正体です。

ちなみに中咽頭や下咽頭は単なる空気の通り道に過ぎず、このような免疫システムは働きません。

ウィルス

上咽頭炎とは

上咽頭炎には急性と慢性があり、一般的に言われる上咽頭炎は風邪によって引き起こされる急性上咽頭炎のことです。

急性上咽頭炎の症状

急性上咽頭炎は風邪により生じる炎症なので、症状は喉の痛みや鼻水、咳などです。
風邪≒急性上咽頭炎という感じでしょうか。

喉の痛みは中咽頭から下咽頭にかけて起こる場合が多く、唾(つば)を飲みこんだ時の痛みなどは、上咽頭に患部があるとは思えません。

このように患部と痛みを感じる場所に相違があることを関連痛といいます。
喉の痛みだけではなく、頭痛や肩こりが関連痛として起こることもあるようです。

慢性上咽頭炎とは

慢性上咽頭炎とは上咽頭が慢性的に炎症を起こし、免疫システムに異常が発生している状態です。
この慢性上咽頭炎こそが様々な難病の原因となる可能性がある重要な病気です。

慢性上咽頭炎という病名からすると喉の病気と思ってしまいがちですが、本を読んでいると、この病気はひとつの考え方であるとも言えます。

上咽頭では免疫システムが作動するため常に炎症が起こっている状態です。
問題はこの炎症が長引いて慢性化した時です。

炎症が長引いてしまうと免疫システムに誤作動が生じることがあります。
(誤作動の詳しいメカニズムについては「病気が治る鼻うがい健康法」を参照してください。分かりやすいマンガで解説されています。)

堀田先生はIgA腎症がこの誤作動により生じた病気だったということに行きついたわけです。

「風邪は万病の元」という言い方は、上咽頭炎を慢性化させてはいけないという意味に通ずるようです。風邪

慢性上咽頭炎の原因

  1. 細菌やウィルスの感染によるもの
  2. 自律神経による影響

堀田先生はこの2点を原因として挙げています。

慢性上咽頭炎の症状

慢性上咽頭炎の症状がどのように出るかは個人差が大きいようです。
一つには喉の痛みなど急性上咽頭炎と同じような症状ですが、もっと症状が軽い場合もあります。

さらに堀田さん以前の研究者の報告も含めて考えられる症状は下記のようなものがあります。

肩こり、首のこり、のどの異常感、後鼻漏(こうびろう:鼻汁がのどに流れ落ちる)、目のかすみ、胃部不快感、下痢、便秘、自律神経失調症の諸症状(焦燥、憂鬱、取り越し苦労、怒りやすい等)、めまい、低血圧、神経症、心身症、チック症、関節リウマチ、扁桃炎、糖尿病、膠原病、アレルギー疾患(花粉症やアトピー性皮膚炎等)、喘息、口内炎、歯痛、歯槽膿漏、胃潰瘍、レイノー病、頭痛、腎臓病(IgA腎症)、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)、大腸炎、ネフローゼ症候群等

免疫の誤作動が起こる(大雑把にいうと白血球等が暴走して体を傷つける)わけですから症状として何が起こるか分からないということでしょう。

実際に腎臓病の治療としてBスポット療法を行った患者の花粉症の症状が和らいだということは何度もあったそうです。

また、あらゆる自己免疫疾患を引き起こす可能性があると言うことができると思います。

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Bスポット治療とは

慢性上咽頭炎の診断方法は目で見ただけでは分からず、上咽頭に塩化亜鉛を塗布することで、強い痛みや出血があれば慢性上咽頭炎と診断されます。

この塩化亜鉛の塗布がBスポット治療です。

本来、無意識に行われている外敵の排除(免疫)を意識的に外から加勢して免疫システムの戦闘を鎮静化させる治療がBスポット治療であると言えるでしょう。

この治療を何度か行っていると炎症が治まり、出血や痛みは和らぎます。
それと共に、慢性上咽頭炎が原因で生じていた病状が治まるとのことです。

また何らかの病気の原因が上咽頭にあるかどうかは、この治療を試してみないと分かりませんが、上咽頭に原因が無ければ痛みや出血は起こらないそうなので、無駄に痛みを感じるという心配はありません。

痛みがあれば、そのまま治療することで何らかの体の不具合が改善される可能性が高いということです。

喉の治療

Bスポット治療はなぜ埋もれていたのか

これほど様々な病気に効果があるにも関わらず、この治療法はずっと細々と行われていました。

その理由は以下の2つによるものです。

病院側が儲からない

患者からすればありがたい話ですが、この治療は塩化亜鉛を喉に塗るだけなので、お金がかかりません。しかしお金を得るという立場からすると全く魅力のない治療方法のようです。

患者を治したいという気持ちよりもお金を儲けたいという気持ちが強い人はやりたがらないでしょう。

とても痛い

もう一つの問題は、治療の痛みです。
炎症がひどいほど、しみて痛いそうなので、痛ければ痛いほど効いているということにもなります。

風邪の治療にも絶大な効果があるそうですが、非常に痛いため、患者が嫌がってその病院を敬遠してしまう可能性があります。

儲からない上に痛い治療をする医者だと思われたら確かに踏んだり蹴ったりですね。

Bスポット治療を行っている病院

下記参考文献の巻末に病院が紹介されていますが、検索すると今はもっと多くの病院で行われるようになったみたいです。

「鼻うがい健康法」で紹介されている病院

アレルギー、自己免疫疾患の原因

アレルギーや自己免疫疾患の原因についてはこちらの記事で言及しています。
アレルギー、自己免疫疾患、自閉症の原因は体内の生態系にあった!

上咽頭炎を予防するには

鼻うがい

Bスポット治療はとても即効性のある治療法ですが、病院に通わなくてはならず、炎症が起きてからの治療は痛みを伴います。

そこで上咽頭炎を予防するために本書の題名にある「鼻うがい」が有効となります。
鼻うがいのやり方

鼻うがいには予防効果だけでなく治療効果もあるので、Bスポット治療を行いながら家で鼻うがいをすることで大きな治療効果を得ることができます。

腸内環境を改善する

人体最大の免疫システムは腸にあります。Bスポット治療は慢性上咽頭炎に対する治療法ですが、本当に健康になる為にはその前に慢性上咽頭炎にならない体作りが必要です。

その為には腸内環境を善玉菌優勢の状態に改善する必要があります。腸内環境を改善するということはイコール善玉菌を増やす食事をすることです。

腸内環境を改善する食事 腸に良い食事 腸内細菌 腸内フローラについて

花粉症やアトピー等のアレルギーの治し方 栄養 食事 サプリについて

参考文献

よくわかる最新療法 病気が治る鼻うがい健康法 体の不調は慢性上咽頭炎がつくる
堀田 修 角川マーケティング(角川グループパブリッシング) 2011-03-16
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