血圧とは?高血圧と低血圧の基準 血圧の正常値 至適血圧とは?

血圧の様々な数値、収縮期血圧と拡張期血圧、血圧の標準、正常値・基準値、至適血圧、白衣高血圧、仮面高血圧などについて解説します。

血圧を測る人

血圧とは何か

血圧とは心臓という血液のポンプが、血液を全身に送り出すために血管(動脈)の壁に及ぼす圧力のことです。

血液の量が増えたり、血管に障害などが起きて流れにくくなると、抵抗が大きくなり血圧は高くなります。

血管は加齢と共に老化し抵抗が大きくなるので、血圧もそれに応じて上がることになります。

また1日の中でも、睡眠時や安静時には血圧は低くなり、運動時や緊張した状態、ストレスを感じた時には高くなるといった変動があります。

運動時に血圧が上がるのは、全身の細胞や器官などが酸素や栄養を必要とするため、心臓は沢山の血液を送り出そうとするからです。緊張時やストレスを感じた時も緊急事態に備えて血液を全身に送ろうとする反応です。

収縮期血圧と拡張期血圧

血圧は心臓が収縮しているときに血液が送り出されるため最も高くなり、このときの血圧が収縮期血圧です。
反対に、心臓が拡張している時には全身から血液が心臓に戻ってくるため最も低い状態となります。これが拡張期血圧です。

収縮期血圧とは俗に言う「上の血圧」で、拡張期血圧とは「下の血圧」のことです。

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血圧を表す式

血圧は以下の式で表されます。

血圧=心拍出量(心臓が1分間に送り出す血液の量)×末梢血管抵抗

高血圧・低血圧の基準著、血圧の正常値とは?

高血圧や低血圧の基準値、正常な血圧値は以下のようになっています。

高血圧の基準値

日本高血圧学会による「高血圧治療ガイドライン」の最新版は2014年のものです。
これによると、高血圧基準値は以下のようになっています。

診察室血圧値140/90mmHG以上
家庭血圧値135/85mmHG以上
24時間自由行動下血圧値130/80mmHG以上

診察室血圧値

診察室血圧値とは、文字通り病院などの診察室で測った値で、緊張やプレッシャーを感じることを考慮して若干高く設定されています。

家庭血圧値

家庭血圧値は家庭で測った時の値です。

24時間自由行動下血圧値

24時間自由行動下血圧値とは自動血圧計を装着した状態で1日の血圧を測定した平均値のことです。

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低血圧の基準値

低血圧の基準値は「100/60mmHG以下」という数値が使われることが多いようですが、高血圧のようにはっきりとガイドラインに明記された値ではありません。

血圧の正常値とは?

以上から血圧の正常値を一言で言えば、101/61~129/79mmHGということになりますが、上記したように測る場所や測定方法で基準値は変わりますし、血圧は年齢に比例して上がるので、一概にこの数値を目標にするのは無理があると言えるでしょう。

至適血圧とは

至適血圧とは日本高血圧学会による「高血圧治療ガイドライン」にて定義されている理想的な血圧の値です。「120/80mmHG未満」というのがその値で、低血圧の基準と合わせると、理想的な血圧は101/61~119/79mmHGということになります。

白衣高血圧とは

家庭で測る血圧は正常だが、病院の診察室など白衣を着ている人の前で測ると緊張して血圧が上がってしまうという場合です。
診察室血圧値の高血圧基準は家庭血圧値より5mmHG高く設定してありますが、それ以上の差がある場合、家庭で測った血圧が正常ならば心配ないとされています。

仮面高血圧とは

白衣高血圧とは逆に、診察室での血圧は正常だが、家庭や職場で測ると血圧が高いという場合です。

日常生活でストレスを感じているが病院では安心するという場合や、普段降圧薬を飲んでいて診察室では薬が効いている状態だった場合、アルコールの摂取量が多い人、早朝に血圧が上がる人、などに多く見られます。

仮面高血圧は心疾患や血管疾患のリスクが高いとされているので注意が必要です。

参考文献

全部見える 図解 循環器疾患(スーパービジュアルシリーズ)
黒澤博身

高血圧にならない、負けない生き方
梅村 敏 著

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