児頭骨盤不均衡(CPD)の原因、症状、治療と狭骨盤、巨大児について

児頭骨盤不均衡(CPD)の原因、症状、治療や狭骨盤、巨大児について解説します。

骨盤

児頭骨盤不均衡(CPD)とは

児頭(じとう:赤ちゃんの頭)と骨盤の大きさの不均衡により、分娩が妨げられる状態をいいます。

児頭が骨盤より大きいか、ほぼ同じため通過障害が起こります。

多くの場合分娩前に確定診断することは難しく、児頭骨盤不均衡の疑いがある場合、試験分娩(帝王切開の準備をしつつ経膣分娩を試みる)を行う必要があります。

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児頭骨盤不均衡の原因

狭骨盤など母親の骨盤が小さいことが原因の場合と、巨大児水頭症など児頭が大きい場合が原因となります。

女性の骨盤形状は通常、円形または横長の卵円形で安産できるようになっていますが、人によっては男性の骨盤に似て恥骨側が狭くハート型であったり、縦長の卵円形の場合や扁平(へんぺい:平べったい)の卵円形の場合などがあり、骨盤の形状が児頭骨盤不均衡の原因となる場合もあります。

狭骨盤とは

骨盤腔が狭いため分娩の進行を妨げてしまいます。

母親が低身長(150cm以下)や発育障害、代謝性疾患、骨盤・脊柱疾患などが原因となります。

狭骨盤の場合、児頭が小さくないと経膣分娩が困難となります。

巨大児とは

奇形などの異常はなく、出生体重が4,000kg以上の赤ちゃんのことをいいます。

原因となり得るものに、妊娠糖尿病過期妊娠、肥満、巨大児の分娩経験がある、親の体格が大きい、出産回数が多いことなどがあります。

児頭骨盤不均衡の症状

特に自覚症状はありません。

難産だったり帝王切開を行わないと出産できない可能性があります。

児頭骨盤不均衡の治療

出産時、帝王切開に切り替えられる準備をし、経膣分娩(通常の出産方法)を試みる必要があります。(試験分娩)

X線や超音波検査、触診法などで児頭骨盤不均衡であることが確定している場合は、最初から帝王切開を行います。

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参考文献

「病気がみえる vol.10: 産科」
医療情報科学研究所 (編集)

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2017年9月3日 児頭骨盤不均衡(CPD)の原因、症状、治療と狭骨盤、巨大児について はコメントを受け付けていません。 婦人科・産科