高プロラクチン血症 クッシング病の原因 症状 治療について

高プロラクチン血症、クッシング病の原因、症状、治療について解説します。

高プロラクチン血症

高プロラクチン血症

高プロラクチン血症とは下垂体前葉からのプロラクチン(PRL)の分泌が過剰になった状態により起こるものです。

20~30歳代の若い女性に多くみられます。

高プロラクチン血症の原因

下垂体腺腫(プロラクチノーマ)、視床下部の機能的な障害、視床下部・下垂体茎におよんだ腫瘍、薬剤(ドーパミン受容体遮断薬、ドーパミン産生抑制薬など)によるもの、甲状腺機能低下症などが原因となります。

高プロラクチン血症の症状

女性の場合、乳汁漏出、性腺機能低下(月経不順、無月経、不妊)などが起こります。

男性の場合、性欲低下、陰茎萎縮などが起こります。

下垂体腺腫が原因の場合、頭痛、視力障害、視野障害などが起こることがあります。

高プロラクチン血症の治療

原因によって治療方法は異なります。

下垂体腺腫(プロラクチノーマ)が原因の場合、薬物療法(カベルコリン、プロモクリプチン等)が行われますが、効果が無い場合や腺腫が巨大な場合手術が行われます。
巨人症(下垂体性) 先端巨大症 下垂体腺腫の原因 症状 治療について

視床下部や下垂体病変によるものは、特発性(原因不明)の場合、薬物療法(カベルコリン、プロモクリプチン等)が行われ、続発性(原因となる病気があるもの)の場合、手術や放射線療法が行われます。

薬剤が原因の場合はその薬の服用を中止します。

甲状腺機能低下症が原因の場合、甲状腺ホルモン補充療法を行います。

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クッシング病(Cushing病)

クッシング病はアメリカの脳神経外科医であるハーヴェイ・ウィリアムス・クッシングにより報告されこの名がつけられました。

コルチゾール(副腎皮質ホルモン)の慢性的な分泌過剰により起こる病気を総称してクッシング症候群といい、そのうち下垂体腺腫によって起こるものがクッシング病です。
クッシング症候群 原発性アルドステロン症の原因 症状 治療について

クッシング病の原因

副腎皮質刺激ホルモン産生腺腫が原因となります。
巨人症(下垂体性) 先端巨大症 下垂体腺腫の原因 症状 治療について

クッシング病の症状

コルチゾール分泌過剰症状として、ムーンフェイス(満月様顔貌:脂肪の沈着により丸顔になる)、中心性肥満(手足は痩せているのに顔や体が太っている)、野牛肩・水牛様肩(バッファローハンプ:水牛のように肩や背中、首に脂肪がついて盛り上がる)、赤色皮膚線条(皮膚に赤いすじが現れる)、皮膚が薄くなる(菲薄化:ひはくか)、高血圧、浮腫脂質異常症骨粗鬆症尿路結石、皮下溢血(ひかいっけつ:皮下の内出血)、易感染症、筋力低下、精神異常などが起こります。

またアンドロゲン(男性ホルモン)の分泌過剰がある場合、にきび、女性の場合は月経異常、多毛などの男性化徴候が起こります。

クッシング病の治療

下垂体腺腫の治療を行います。
巨人症(下垂体性) 先端巨大症 下垂体腺腫の原因 症状 治療について

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参考文献

「病気がみえる vol.3: 糖尿病・代謝・内分泌」
医療情報科学研究所

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