DIC 抗リン脂質抗体症候群 IgA血管炎の原因 症状 治療について

DIC(播種性血管内凝固)、抗リン脂質抗体症候群、IgA血管炎(ヘノッホ・シェーンライン紫斑病、アレルギー性紫斑病、アナフィラクトイド紫斑病)の原因、症状、治療について解説します。

血

DIC(播種性血管内凝固)

DIC(Disseminated Intravascular Coagulation)とは様々な基礎疾患(原因となる疾患)に合併して凝固活性化が起こり、全身の細小血管内に微小血栓が多発するものです。

さらにこれに伴い血栓を溶かそうとする線溶活性化が起こり止血血栓を必要以上に溶解させてしまうため出血症状が起こります。

スポンサーリンク

DICの原因

原因となる基礎疾患には以下のものがあります。

敗血症、重症ウイルス感染症などの感染症、急性白血病、各種固形がんなど悪性腫瘍、常位胎盤早期剥離、羊水塞栓、前置胎盤妊娠高血圧症候群、死胎稽留などの産科DIC、外傷、熱傷、熱中症、外科手術など組織壊死、ABO不適合輸血などの血管内溶血、ショック、カサバッハ・メリット症候群、大動脈瘤などの血管障害、その他自己免疫疾患や毒蛇に咬まれたとき等。

DICの症状

大きく分けて血栓性の臓器症状と出血症状に分けられます。

血栓性臓器症状

脳梗塞によるけいれん、片麻痺、意識障害、肺微小血管障害による呼吸困難、心血管障害によるショック、急性腎不全により乏尿・無尿などが起こります。

出血症状

頭蓋内出血、鼻血、歯肉出血、紫斑、消化管出血、血尿などが起こります。

DICの治療

抗凝固療法としてヘパリン類、アンチトロンビン濃縮製剤、遺伝子組み換えトロンボモジュリン製剤、合成プロアテーゼ阻害薬などが投与されます。

補充療法として新鮮凍結血漿、血小板濃厚液の輸血などが行われます。

抗リン脂質抗体症候群(APS)

血液中に抗リン脂質抗体という自己抗体が出現することで血液凝固による血栓症が起こる自己免疫疾患です。

20~40歳の女性に多くみられます。

突然発症し多臓器不全に至るタイプを劇症型APS、原因となる疾患を持たないものを原発性APS、全身性エリテマトーデスなどの基礎疾患に基づくものを二次性APSといいます。

抗リン脂質抗体症候群の原因

原因は不明とされています。

当サイトでは自己免疫疾患の原因として自然と切り離された生活によるところが大きいと考えています。
感染症を防ごうとして起こった自己免疫疾患

生態系を人間が変えてしまうことで共生生物とのバランスが崩れることが病気の一因となります。生態系とは腸内細菌のバランスなども含む為、不自然な食事(精製食品、加工食品などを多用した現代的な食事)により腸内が乱れ自己免疫疾患が起こっている可能性は非常に高いです。

抗リン脂質抗体症候群の症状

血小板減少症が起こります。

動脈血栓症として脳梗塞、一過性脳溢血発作、皮膚の潰瘍(特に足)などが起こります。

静脈血栓症として、深部静脈血栓症肺血栓塞栓症などが起こります。

微小血栓による中枢神経少女として、片頭痛、舞踏病、意識障害などが起こります。

妊娠合併症として、習慣的な流産、子宮内胎児死亡、妊娠高血圧症候群などが起こります。

抗リン脂質抗体症候群の治療

抗凝固療法として、ワルファリン(妊娠時は不可)、ヘパリンが投与されます。

抗血小板療法として低用量アスピリンなどが用いられます。

血栓症急性期には血栓溶解療法が行われます。

自己免疫疾患の根治治療として西式甲田療法があります。
不自然な食事により病気となった体質を食事療法と運動療法により改善します。
難病 原因不明の病気が治る西式甲田療法とは 少食 断食の効果について

副作用のない対症療法としてBスポット治療や鼻うがいが有効です。
上咽頭炎の症状 体が弱い人はBスポット治療で免疫力アップ

IgA血管炎(ヘノッホ・シェーンライン紫斑病、アレルギー性紫斑病、アナフィラクトイド紫斑病)

IgA血管炎はヘノッホ・シェーンライン紫斑病、アレルギー性紫斑病、アナフィラクトイド紫斑病ともいいます。

アレルギー反応により血管障害が起こるものであり、血液に異常があるわけではありません。

4~7歳の小児に多くみられます。

IgA血管炎の原因

IgAとは抗体の一つです。
溶連菌、ウイルス、食物・薬物アレルギーが誘因となり血管壁にIgAによる免疫複合体(抗原に抗体が結合したもの)が沈着します。

これにより活性化された好中球補体が血管壁を傷つけ出血が起こり紫斑となります。

当サイトでは自己免疫疾患と同様にアレルギーも人間が自然と離れてしまった生活をすることが大きいと考えます。上記の「抗リン脂質抗体症候群の原因」参照してください。

IGA血管炎の症状

まず風邪のような症状が起こります。
1~3週間後に左右対称の紫斑や関節痛、腹痛・嘔吐・血便などの腹部症状、血尿・蛋白尿などの腎障害が起こります。

IGA血管炎の治療

通常は数週間で自然治癒します。

症状に応じて対症療法が行われます。

約5%に腎炎症状が治まらず、難知性腎炎となる場合があります。
特に成人の場合、腎炎が末期腎不全へ移行し予後不良となることが多いです。

スポンサーリンク

参考文献

「病気がみえる vol.5: 血液」
医療情報科学研究所 (編集)

スポンサーリンク


2017年10月27日 DIC 抗リン脂質抗体症候群 IgA血管炎の原因 症状 治療について はコメントを受け付けていません。 血液