胆嚢 胆管 胆汁 胆道とは 胆嚢 総胆管の場所と働き・役割について

胆嚢、胆管(総胆管)、胆汁、胆道とは何か、胆嚢、胆管の場所と働き・役割などについて解説します。

胆嚢

胆嚢・胆管とは?働きと場所について

胆嚢(たんのう)は肝臓の下側に張り付くように存在している小さなナスのような形をした臓器です。容量は約50mlで、肝臓で作られた胆汁(たんじゅう)を貯蔵しています。

胆嚢の役割はこの胆汁を貯めておくことと、食物が十二指腸に流れ込んできたときに、貯めておいた胆汁を十二指腸のファーター乳頭へ分泌することです。

肝臓で作られる胆汁の量は1日約500mlです。胆嚢ではこの多量の胆汁を効率よく利用する為に、胆汁を5~10倍に濃縮して蓄えています。

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胆管は、胆汁の通路で肝臓からつづく肝管胆嚢管、十二指腸へつづく総胆管のことをいいます。胆管が管(くだ)のことを指すのに対して、胆道と言った場合は胆汁の通り道という意味合いが強くなります。

総胆管は十二指腸の出口であるファーター乳頭で膵液を流す膵管と合流します。

胆嚢の場所

胆汁とは

胆汁には脂肪の消化を助けるという役割があります。
脂肪、コレステロール、脂溶性ビタミンなど水に溶けにくい物質を水に溶けやすくする働きを乳化といいます。胆汁によって乳化された脂肪は、膵臓から分泌される消化酵素であるリパーゼによって分解可能となります。

胆汁のもう一つの役割は、ビリルビンなど肝臓から出た老廃物を取り込み、胆汁酸などとともに十二指腸に放出することです。これらは腸に送られ、便や尿と共に排出されます。
便や尿の色が茶色がかっているのは、この胆汁の色です。胆汁は黄褐色の液体です。

胆汁の90%以上は小腸で吸収され、門脈という太い血管を通って肝臓に戻ります。
この循環を腸肝循環といいます。腸肝循環の機能がうまく働かないと、下痢を起こすことがあります。

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参考文献

「名医の図解 最新肝臓・胆のう・すい臓の病気をよくする生活読本」
横山 泉

膵臓・胆のう・胆管の病気の最新治療
白鳥 敬子 著

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