口呼吸の危険性と治し方 アデノイド顔貌とは?

口呼吸の危険性についてとその治し方、アデノイド顔貌(がんぼう)について解説します。

鼻呼吸呼吸は本来鼻でするものです。 吐く時は口でも鼻でもどちらでもいいのですが、息を吸う時は鼻づまりなどのやむを得ない場合を除いて鼻から吸うようにしておくことが健康を維持する秘訣でもあります。

なぜ口呼吸は健康に良くないのか?

簡単に言ってしまえば万病の元である上咽頭炎(風邪も含む)の原因となってしまうからです。

上咽頭炎についてはこちらを参照してください
上咽頭炎の症状 体が弱い人はBスポット治療で免疫力アップ?

鼻には吸った息を温め、加湿を行い、空気を体に優しい状態にするという機能があります。

吸った息は最初に外敵をチェックする上咽頭に送られますが、鼻からくる優しい空気と、口から来る冷たく乾いた空気のどちらが喉(上咽頭)に良いかは容易に想像できると思います。

慢性上咽頭炎の記事で紹介した堀田先生の本には、腎臓病の一種であるIgA腎症の患者のほとんどが口呼吸をしていたという記述があります。 慢性上咽頭炎で起こり得る症状を再度書くと、

肩こり、首のこり、のどの異常感、後鼻漏(こうびろう:鼻汁がのどに流れ落ちる)、目のかすみ、胃部不快感、下痢、便秘、自律神経失調症の諸症状(焦燥、憂鬱、取り越し苦労、怒りやすい等)、めまい、低血圧、神経症、心身症、チック症、関節リウマチ、扁桃炎、糖尿病、膠原病、アレルギー疾患(花粉症やアトピー性皮膚炎等)、喘息、口内炎、歯痛、歯槽膿漏、胃潰瘍、レイノー病、頭痛、腎臓病(IgA腎症)、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)、大腸炎、ネフローゼ症候群等

予想されるものだけでこれだけの病気が口呼吸から引き起こされる可能性があることが分かります。(実際はもっと多いでしょう)

また口呼吸は唾液不足にもつながります。 唾液不足(ドライマウス)もまた万病の元といえるので、いかに口呼吸が健康に悪いかが分かると思います。

唾液不足について
唾液が少ないと虫歯や病気になる?唾液を増やして口臭予防! 唾液不足は虫歯や歯周病につながり、歯周病菌は上咽頭炎同様に様々な病気を引き起こします。

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アデノイド顔貌(がんぼう)とは

アデノイド顔貌とは口呼吸(息を口から吸う)を続けることで現れる独特な顔つきのことです。

アデノイド肥大による口呼吸が原因でこのような名がついたと思われますが、直接の原因はアデノイドではなく、口呼吸が習慣になっていることです。

アデノイド顔貌自体は病気ではなく顔の特徴のことなので、特に心配はありませんが、口呼吸を続けることは危険なので治す必要があります。

アデノイド顔貌の特徴

  • 普段口が半開きになっている
  • 下唇が厚く、カサカサ乾燥する
  • 下顎が小さく後退し、歯並びが悪い
  • 口の両側が下がる
  • 口を閉じると下顎に梅干しのようなシワができる

顔が完成された大人になってから口呼吸を直しても、顔を変えることはできないので、早いうちに鼻呼吸に直しておく必要があります。
アデノイド顔貌の画像

口呼吸の治し方

まず鼻づまりが起こっていては鼻での呼吸が困難になるので改善する必要があります。

通年性のアレルギー性鼻炎や慢性鼻炎副鼻腔炎(蓄膿症)などは耳鼻咽喉科に通うなどして治療します。

鼻うがいBスポット治療は鼻づまりや鼻の病気に効果があります。

偏食や乳酸菌不足による腸内環境の悪化はアレルギー性鼻炎の原因になる場合があるので、食生活にも注意します。
腸内環境を改善する食事 腸に良い食事 腸内細菌 腸内フローラについて

口の体操を行う

口呼吸が習慣になっている人は口を閉じる口輪筋が弱く、舌先の位置が低いという特徴があります。 これらを改善する為に毎日口の体操を行うことが口呼吸の改善につながります。

また、「病気が治る鼻うがい健康法」にも同様の体操がいくつか紹介されています。
↓口呼吸を改善する「あいうべ体操」

口呼吸を改善するグッズ

ネルネル 21回用 (口閉じテープ)
by カエレバ

参考文献

こちらで紹介している本を参考にしています。 ⇒上咽頭炎の症状 体が弱い人はBスポット治療で免疫力アップ? スポンサーリンク