喉の痛み 咽頭炎 扁桃炎の症状 治療 喉が痛いときの対処法は?

喉が痛い時の対処法、咽頭炎、扁桃炎の症状、治療についてです。

うがい

急性咽頭炎と急性扁桃炎

風邪を引いて喉が痛くなったり赤く腫れたりする症状を急性咽頭炎または急性扁桃炎といいます。

扁桃に主に炎症が起こっている場合は扁桃炎、それ以外の咽頭に炎症が起こっている場合を咽頭炎といいますが、扁桃は咽頭の一部であり、どちらかに炎症が起こっていれば大抵もう一方にも炎症が起こるので明確に区別できるものではありません。

急性咽頭炎の症状

初期症状は喉の突き当たり(咽頭後壁)に炎症が起こり赤く腫れます。(カタル性咽頭炎)
喉の異物感や乾燥を感じます。
急性鼻炎が「鼻風邪」と言われることがあるのに対して急性咽頭炎は「喉風邪」ともいい、ほとんどがウイルスや細菌の感染が原因です。

症状が進むと、炎症部分に赤い顆粒状の発疹ができます。(顆粒性咽頭炎)
さらに悪化すると口蓋扁桃の内側にある咽頭側索(いんとうそくさく)が腫れたり、白い膿がつくことがあります。
この状態では喉に強い痛みを感じたり、物を飲み込むときに痛みを感じます(嚥下痛)。

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急性扁桃炎の症状

喉の痛みや発熱(40°に達することもある)、食欲不振、頭痛、関節の痛みが起こることもあります。

初期症状は口蓋扁桃(扁桃腺)が赤く腫れます。
症状が進むと、扁桃が真っ赤に腫れて肥大し、膿栓と呼ばれる白い斑点ができます。
さらに悪化すると白い膿は扁桃全体に広がります。

急性咽頭炎、急性扁桃炎の治療

基本的な治療方法はどちらも同じです。
炎症を抑える消炎鎮痛薬や原因菌に対する抗生物質を服用します。
患部にルゴールを塗ることもあります。

咽頭や扁桃、咽頭側索(図)について

慢性咽頭炎と慢性扁桃炎

基本的には急性の炎症が慢性化した状態をいいます。

急性咽頭炎や急性扁桃炎が治りきらずに慢性化する原因に、日常生活における不摂生や披露が挙げられます。
「夜更かし」「たばこの吸い過ぎ」「アルコールの飲み過ぎ」やきちんと治さず無理に仕事をしてしまう、といったことを続けていると、急性の炎症から慢性の炎症へと移行します。病気

その他の慢性咽頭炎の原因

咽頭粘膜への持続的な刺激が慢性咽頭炎の原因となることがあります。
喫煙、アルコールの摂取、塵埃や刺激性ガスの吸入、空気の乾燥などです。

鼻茸や副鼻腔炎などの鼻の病気で鼻がつまったり、鼻汁が喉に落ちることが原因となることもあります。

またシェーグレン症候群や糖尿病等の全身の病気が原因となることもあります。

慢性咽頭炎、慢性扁桃炎の症状

喉の異物感、扁桃が赤く腫れる、体がだるい、微熱、風邪をひきやすいなどの症状が長く続きます。

慢性咽頭炎、慢性扁桃炎の治療

栄養を取る、きちんと睡眠を取る、不摂生をしない、といった体調管理が最も大切になります。

急性増悪(ぞうあく)に気をつける

増悪とは病状が悪化することです。
慢性の状態では症状はそれほど重くありませんが、体調管理をしっかりしていないと免疫機能が低下し、急性のときと同じような症状になります(急性増悪)。

そうなると急性期と同じように消炎鎮痛薬や抗生物質を用いた治療が必要になります。

症状が重い場合、陰窩(扁桃にある溝)にたまった膿(膿栓)を洗浄する場合があります。
また、何度も急性増悪が起こる場合、扁桃の摘出手術を行う場合もあります。

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喉が痛いときの対処法

うがいをして口の中を清潔にし、扁桃に付着した細菌などを洗い流すようにします。

首は出来るだけ温めるようし、冷えないように気をつけます。
熱があるときも首は冷やさず、頭や脇の下を冷やします。

関連痛と鼻うがい

喉に痛みを感じる場合、中咽頭や下咽頭が痛いと感じても、上咽頭炎などで患部が上咽頭にある場合があります。このように患部と痛む場所が一致しないことを関連痛といい、喉は関連痛が起こりやすい場所です。

口をうがいすることも大切ですが、上咽頭炎の場合は効果が薄いので、喉が痛い場合、鼻うがいをするとより一層効果が高くなります。

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口呼吸はやめる

口呼吸の癖がある人は普段から鼻呼吸をするように改善する必要があります。
口から息を吸ってしまうと冷たく乾燥した空気が喉にダメージを与えます。

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参考文献

これだけは知っておきたい耳・鼻・のどの病気 (別冊NHKきょうの健康)」
神崎 仁 監修

よくわかる最新療法 病気が治る鼻うがい健康法 体の不調は慢性上咽頭炎がつくる
堀田 修 著

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