扁桃腺(口蓋扁桃)の手術について!切除しても大丈夫?

口蓋扁桃(扁桃腺)の手術について解説します。

執刀医

どのような場合に扁桃の摘出が必要?

以下のような症状がある場合、扁桃(腺)の摘出手術が必要になる場合があります。

習慣性扁桃炎(習慣性アンギーナ)の場合

1年に4回以上慢性扁桃炎が急性増悪する場合を習慣性扁桃炎(習慣性アンギーナ)といいます。

急性増悪すると高熱が出て数日間会社や学校を休まなくてはいけなくなります。
これが年に何度も起これば社会生活に支障を来すことになるので、扁桃の摘出手術を行うほうがいいと判断する場合があります。

また何度も急性増悪を起こすことは腎炎になるリスクも伴います。

扁桃の病的肥大がある場合

左右の口蓋扁桃(扁桃腺)が腫れて肥大していて食事が困難であったり、呼吸がしにくい場合、手術することが考えられます。

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扁桃病巣感染症による手術は待ったほうがいい?

扁桃自体の症状が軽くても、全身の様々な部位に二次的に病気が引き起こされることを扁桃病巣感染症といいます。

扁桃が原因と判断され、手術を勧められた場合、まずはその前に上咽頭の治療を行ってみたほうがいいでしょう。

上咽頭炎のBスポット治療について

扁桃摘出(切除)の是非について

扁桃の役割はウィルスや細菌から身を守ることです。
その為、扁桃を切除してしまうと免疫が低下し、病気に弱くなるのではないか、という懸念が当然出てくるでしょう。

特に子供の扁桃肥大は悩むところです。子供の頃の扁桃の役割は大人に比べて大きいからです。

切ってしまった扁桃(線)は元に戻せないので、医師によっても積極的に手術しようとする人とそうでない人と見解は分かれるようです。

扁桃自体は複数あるので、口蓋扁桃(扁桃腺)を切除しても他の扁桃がカバーするため、極端に免疫が低下することは無いようです。

最終的には医師の意見を参考に本人あるいは親御さんが、現在の病状と手術のリスクを天秤にかけて判断することになります。

手術した人のその後

手術を行った人のその後をネットで調査してみると、発熱などで苦しんでいた状態から解放され、手術して良かったという書き込みが多いようです。

4歳女子の扁桃肥大手術例
12歳男子の扁桃腺摘出手術例

ただし手術直後から1週間くらいは、痛みなどで手術を後悔したという人もいます。

手術の前にやってみたほうがいいこと

手術を迷っている、又は他にいい方法が無いか探している人は体質改善に取り組んでみる価値はあると思います。

ヨガ

食事の見直し・腸内環境を改善する

偏食がある、特に野菜嫌いやファーストフード・お菓子ばかり食べるなどで特定の栄養が不足しているという人は食事を改善することで免疫力が上がる可能性があります。

またバランス良く食べてるつもりでも、ヨーグルトや納豆などの発酵食品を食べていないことなどにより腸内が悪玉菌優勢になっている場合があります。

便秘や冷え性などは腸内環境が悪化しているサインでもあるので、乳酸菌、ビフィズス菌を積極的に摂る必要があります。

腸内環境の悪化は様々な病気の原因になり得ることが最近の研究で明らかになってきています。

腸内環境を改善する食事 腸に良い食事 腸内細菌 腸内フローラについて

運動不足・睡眠不足を解消する

日頃の睡眠不足や運動不足は免疫力低下につながります。
十分な睡眠を取り、ウォーキングなどの有酸素運動を日常的に行うようにします。
またヨガや気功などを日常的に行うことも免疫力を上げる為に有効です。

口内を清潔に保つ

口の中を不衛生な状態にしていると扁桃に負荷がかかります。
うがいや歯磨きをしっかり行い口内を清潔に保つことは、歯周病や虫歯予防にもあります。

特に歯周病菌はあらゆる病気の原因になる得ることが最近の研究で明らかになりつつあります。

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Bスポット療法を行う

原因不明の病気や喉とは関係が無いように見える症状の原因が上咽頭にある場合があります。
手術を受ける前に、是非一度このBスポット療法を受け、免疫が正常な状態かどうか確認してみる価値はあります。

上咽頭炎のBスポット治療について

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参考文献

これだけは知っておきたい耳・鼻・のどの病気 (別冊NHKきょうの健康)」
神崎 仁 監修

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