三叉神経痛とは 顔面神経痛 顔面神経麻痺の原因 症状 治療について

三叉神経痛・顔面神経痛とは何か、三叉神経痛、顔面神経麻痺の原因、症状、治療について解説します。

顔が痛い

三叉神経痛とは

三叉神経痛とは三叉神経の分布領域に沿って顔の片側が激しく痛む病気です。
顔面神経痛と呼ばれることもありますが、顔面神経ではなく三叉神経が刺激されて起こります。

特発性と症候性(他の病気が原因)がありますが、ここでは特発性について取り上げます。

40~60歳代の女性に多くみられます。

三叉神経痛の原因

特発性とは本来原因不明であることを意味しますが、近年原因が明らかになっています。

脳動脈である上小脳動脈や前下小脳動脈などが三叉神経を圧迫することで起こることが多く、画像診断で判断可能です。

三叉神経痛の症状

顔の片側の特定の場所に刺されるような激痛を感じます。
痛みは数秒から数十秒続き、繰り返します。

顔に触れる、洗顔、歯磨き、会話、食事、冷たい風にあたるなどで誘発されます。

三叉神経痛の治療

薬物治療として通常の鎮痛薬は効果がみられないことが多く、抗けいれん薬が用いられます。

根治治療として三叉神経を圧迫している血管を移動する手術(微小血管減圧術)が行われます。

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顔面神経麻痺とは

顔面神経麻痺とは顔面神経が障害されたことで起こる病気の総称です。

顔面神経麻痺の原因

最も多いのはベル麻痺によるもので約60%を占めます。
次いでラムゼイハント症候群によるものが約15~20%あります。

その他に腫瘍(耳下腺腫瘍など)、外傷、炎症、ギランバレー症候群、ライム病、サルコイドーシス脳血管障害、多発性硬化症、脳腫瘍などがあります。

ベル麻痺とは

顔面神経麻痺の原因が他に特定できない場合、ベル麻痺となります。
単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)の再活性化による神経炎が主な原因と考えられています。

予後は一般に良好です。

ラムゼイハント症候群とは

ラムゼイハント症候群(RHS)は膝神経節に潜伏感染していた水痘・帯状疱疹ウイルスの再活性化による神経炎が原因です。

予後はあまり良くなく、後遺症が残りやすい傾向があります。

顔面神経麻痺の症状

突然片側の眼の瞼(まぶた)を閉じることができなくなる、額にしわを寄せられない、口角が下がる、食べ物がこぼれる、鼻唇溝(びこうしん:ほうれい線)が消える、耳や顔の痛み・しびれ、味覚低下、聴覚が過敏になる、涙や唾液の分泌低下などの症状が現れます。

ラムゼイハント症候群の症状

上記の症状に加え、片側の耳や口の中に痛みを伴う水疱(すいほう:水ぶくれ)がみられる、難聴や耳鳴り、めまい、眼振(眼球が揺れ動く)などが起こります。

顔面神経麻痺の治療

保存的治療(薬物治療)が基本になります。
ステロイド、抗ヘルペスウイルス薬、ビタミンB製剤などが投与されます。

保存的治療で効果がみられない場合、顔面神経減圧術(耳の後ろを切開し、顔面神経の圧迫を解除する)が行われる場合があります。

顔面神経麻痺の後遺症がある場合、ボツリヌス毒素療法、形成外科的治療が行われれる場合があります。

西式甲田療法

西式甲田療法は、三叉神経痛や顔面神経痛の改善に大きな効果が期待できます。
実行する場合、必ず専門家の監視下で行ってください。

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参考文献

病気がみえる 〈vol.7〉 脳・神経
医療情報科学研究所 (編集)

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