原因不明の耳鳴り・難聴への対策、耳にいい食事などについてです。
病院で診察してもらった結果、特に病気ではないのに、耳鳴りや難聴の症状があるという人は少なくありません。
このような場合医師も「耳鳴りは気にしないようにしましょう」「耳鳴りがすることに慣れていきましょう」「補聴器をつけましょう」などと言うしかありません。
病気でもないのに症状が出る、最後に考えられることは、心の問題と栄養不足です。
目次
心の問題が耳鳴りや難聴を引き起こす
ストレスを感じていたり、悩みを心の奥にしまっておくと、その人の体の弱い部分に症状として現れることがあります。
人によっては原因不明の腹痛であったり、胃痛、腰痛、関節の痛みや不具合、偏頭痛、おできやニキビといった吹き出物、等々ストレスが原因で体に異変が生じることは珍しくありません。
当然、耳鳴りや難聴といった症状もその可能性があります。
ストレスの要因を考える
人は逃れられないストレスがあるとそこから目をそらそうとし、結果様々な病気になってしまう、ということがあります。
学校が嫌だ、会社に行きたくない、姑と顔を合わせるのも嫌、近所のママ友とうまくいっていない、生き甲斐が持てない、など、このようなストレスを無意識下に抱えていることがもしかしたら耳鳴りの原因かもしれません。
そのような場合、転職や引っ越しをした、好きなことに熱中するようにした、等で耳鳴りが治ったという事例は多々あります。
(難聴に関しては聴力を元に戻すことは難しく、進行を止めることが目標になります)
目をそらしていたストレス要因と向き合い、場合によっては精神科や神経科を訪れて相談してみることが解決の糸口になるかもしれません。
ストレスを和らげる
悩みごと以外にも長時間労働やパソコン作業、睡眠不足などはストレスとなり血流を悪化させます。リラックスし血流を良くするために入浴や耳の後ろを温めることはとても効果的です。
原因不明の耳鳴り・難聴に試して欲しい治療法
腸内にカンジダ菌が増えると耳鳴りが起こることがあります。 その場合、食事療法で治すことが可能です。
⇒カンジダ菌の増殖
当サイトでは原因不明の疾患に試して欲しい治療方法として「Bスポット治療」を推奨しています。
⇒Bスポット治療について
医学博士の安保徹先生は、耳鳴りの原因をストレスの負荷による血流障害だと述べています。下記の免疫アップ方法や爪もみを試すこともお勧めします。
⇒免疫力低下の原因は?免疫力を高める 冷え性を治す血流改善方法!
聴力が完全に失われてしまった場合でも、人工内耳を埋め込むことで聴力を取り戻せる可能性があります。
⇒難聴の種類と原因 症状 治療などについて!
栄養不足により起こる耳鳴り、難聴
聴覚を司る内耳の蝸牛内には音を感知するための有毛細胞と呼ばれる細かい毛がびっしりと詰まっています。
この有毛細胞は一度死んでしまうと再生されません。
難聴の人の聴力を元に戻すことが難しいのはこの為です。
加齢による難聴も有毛細胞が長年に渡って少しずつ受けたダメージが原因とも考えられています。
有毛細胞を守るためには大きな音を避ける、ということと必要な栄養をしっかり取るということが大切になります。
鉄分の不足により耳鳴りが起こることがあります。
⇒鉄分の役割 鉄の代謝や鉄を含む食材について
⇒肉は体に良いのか悪いのか?肉食の効果と害について!
塩分の摂り過ぎ、動脈硬化に注意する
有毛細胞が正常に働く為には酸素が必要になります。酸素は血液により運ばれてきます。
この為血流が悪くなると有毛細胞は酸素不足で動かなくなったり最悪の場合毛が抜けて死んでしまいます。
動脈硬化を防ぐ為には塩分の摂り過ぎに注意する必要があります。
ビタミンを摂る
耳の病気の治療には多くの場合ビタミン剤の投与が行われます。
このビタミンは主にビタミンB(1、2、6、12)とビタミンCです。
植物性食品には含まれないビタミンB12
ビタミンB12には代謝を促し神経細胞を修復する働きがあります。
耳の為に最も必要な栄養素でもあります。
ビタミンB12が多く含まれる食材は、しじみ、レバー、青魚、いくら、その他肉類や魚などの動物性食品、海苔(のり)などです。
ビタミンB12が不足しやすい人は菜食主義者(ベジタリアン)やダイエットなどで肉や魚を食べない人です。このような人は海苔や納豆を十分食べる必要があります。
めまいや耳鳴りを抑える効果のあるビタミンB群
その他のビタミンBもとても大切です。
ビタミンB1、B2はめまいや耳鳴りを抑える効果があり、動脈硬化の予防にも繋がります。
ビタミンB1は、豚肉、うなぎ、たらこ、玄米などに多く含まれています。
ビタミンB2は、レバー、はつ(心臓)、納豆、たまご、チーズなどに多く含まれます。
ビタミンB6は、動脈硬化の予防や神経の機能を正常化する働きがあります。
ビタミンB6はレバー、カツオ、まぐろ、鶏肉、さんま、にんにくなどに多く含まれています。
ストレスを緩和するビタミンC
ビタミンCには抗ストレスホルモンの分泌を促す働きがあります。 めまいや耳鳴りの原因となるストレス解消を助けます。 また免疫力の強化にも役立ちます。
ビタミンCは野菜や果物に多く含まれています。
こちらも参照してください。
⇒風邪・インフルエンザに効く食事 風邪予防対策にビタミンCが凄い!
その他必要な栄養
カルシウムは抑うつやイライラをなどのストレスを抑えます。
また中耳内で音を伝える耳骨を丈夫にします。
カルシウムは牛乳などの乳製品、小魚、大豆、葉物野菜などに多く含まれます。 その他、鉄や葉酸なども必要な栄養素です。
各栄養素を補う
耳に必要な栄養は上記したように、肉、野菜、魚、フルーツ、豆類などをバランスよく摂る必要があることが分かります。
外食が多いなど食生活に不安がある方はサプリメントを飲んでみるのもよいでしょう。
ビタミンB12を補う「ニュートリショナルイースト」
ビタミンB12は耳の健康の為に必要不可欠な栄養素ですが、普通の食生活を送っていれば不足することはありません。
ダイエット等で肉や魚を制限している人は、食生活を見直してある程度摂取するようにしましょう。
どうしても不足してしまう人はアメリカのベジタリアンに人気の「ニュートリショナルイースト」という酵母がオススメです。
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体内不代謝物質を摂らない
代謝できないものを摂取し続けることで様々な原因不明の症状が起こる可能性があります。
体内不代謝物質の代表は人工甘味料や合成着色料などの食品添加物です。
⇒食品添加物とは?危険性と体から排除する方法 含まれる食品について
これらをなるべく摂らないことを心掛け、腸を掃除する効果のある食物繊維を十分摂ることで余計なものを排除するようにします。
特に玄米食にすることは食物繊維とビタミン、ミネラルなどの栄養を摂ることができるのでお勧めです。
⇒手軽に食べられる玄米食 健康的な食事とは
西式甲田療法
西式甲田療法では、現代医学では治らないといわれている病気や原因不明の病気が治った例が沢山あります。
専門家へ相談してみることをお勧めします。
⇒難病 原因不明の病気が治る西式甲田療法とは 少食 断食の効果について
参考文献
「スーパー図解 めまい・耳鳴り―確実に解消する知識と方法 」
神尾 友信 (監修)
「図解 めまい・耳鳴り・頭痛の正しい治し方と最新治療」
清水 俊彦 著