病気と食事・栄養の関係!近代食を食べた先住民に起こった悲劇とは!?

病気と食事・栄養の関係や、現代的な食生活を取り入れた未開人に起こった悲劇についてです。

様々な食事

食生活と身体の退化」は歯科医師のウェストン・A. プライス博士が長年に渡って未開の土地の文化に現代的な食生活が入ってきたらどうなったかということを調査した結果をまとめた本です。

かなり分厚く読み応えのある本ですが、それだけに内容に信憑性があります。

先住民と呼ばれる人達が住んでいる土地に、先進国の人が文明をもたらし、未開の土地が近代化していく過程において、食生活が変わったときに体にどう変化が起こるのかを博士は克明に調査しました。

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虫歯の有無

同じ部族で昔ながらの伝統食を続けている人達と、近代食を食べ始めた人達を比較してみると、伝統食を食べている人の歯には虫歯がほとんどありませんが、近代食を食べている人の歯には虫歯が目立つようになります。

伝統食とは海辺に住む部族なら海産物中心の食生活、山間部なら穀物中心の食生活といったものです。

特に野菜を大量に食べているというわけではありません。

海辺なら魚介類や海藻、山間部なら未精製のライ麦パンに干した芋といった具合です。

近代食とは精製されたパンや砂糖、お菓子、缶詰など加工食品を食べる食事です。

医者のいないような土地で食生活だけ現代的になると、人々は虫歯に苦しめられます。

歯の痛みに耐えられなくて自殺した人もいるそうです。

これは虫歯が歯磨きなどの手入れの問題ではなく、食事の影響を大きく受けることを示しています。

近代食は糖質過多になるので、これが虫歯の原因でしょう。

骨格の変化

近代食を食べる人の顎は固い物を食べないため平均的に小さくなります。

このため歯が顎に収まりきらず、歯並びが崩れ、八重歯になったりします。
博士は八重歯をはっきり「奇形」と表現しています。

顎が小さくなるのは親(特に母親)が近代食中心の食生活を続けたことが原因と博士は語っています。

テレビの健康番組で見ましたが、太っていないのにいびきがひどい睡眠時無呼吸症候群の人の顎は小さく、舌がきちんと口内に収まらず気道に垂れてくることが原因でした。

八重歯を可愛いと言ったり、顎が小さい人を小顔と称賛する日本の文化は、健康面から見るととても危険な傾向であることが分かります。

感染症の増加

先住民が暮らす地域というのは現代的な医療の設備は整っていません。

それでも、病気になる人は少なく、病院が無いにも関わらず、病人は多くありません。

しかし、近代食を食べ始めた人達を調べると、結核に罹っている人が多いことが分かりました。

菌やウイルスなど病原菌になり得るものは明らかに未開の地のほうが多いはずですが、伝統食を食べている人は結核になる人は少ないのです。つまり結核菌と共生できているということになります。

結核菌は悪玉菌ではない、ということを以前、下記の記事に書きました。
アレルギー、自己免疫疾患、自閉症の原因は体内の生態系にあった!

それが近代食を食べることで、免疫力が低下し、結核菌は悪玉菌となり結核を発症してしまうということが考えられます。

結核菌は善玉にも悪玉にもなり得る日和見菌(ひよりみきん)と言えるでしょう。

博士の研究では、伝統食と近代食ではビタミンやミネラルといった栄養素は圧倒的に伝統食のほうが豊富に含んでいるとのことです。

結核という病気はこの結果から、体内に結核菌を持ち栄誉が乏しく糖質過多などのバランスの悪い食生活をすることが原因になるということが考えられます。

逆に体内の結核菌はバランスの良い伝統食を摂ることで、体を守ってくれる善玉菌になり得る可能性もあります。

まとめ

この博士の研究結果は私達がどのような食事をすればよいかをはっきりと示しています。

実際、私自身虫歯や歯周病に悩んだ時期がありますが、砂糖や精製食品、加工食品などを極力控えた事で、口内や体が健康になり、寝付きが良くなるなど、健康面で大きく変わりました。

近代食は便利でおいしいのは分かりますが、昔ながらの食事を見直してみるのは健康面でとても大切なことです。

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参考文献

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