がんの根治治療?原因は寄生虫?発がん物質とハーブ療法について!

がんを根治させる可能性を持つハルダ・R・クラーク博士のハーブ療法について解説します。

ハーブ

ハルダ・R・クラーク博士の発見

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故・ハルダ・R・クラーク博士はカナダ人の女性生理学者・生化科学者です。
生物物理学、細胞生理学などの研究を行った後、栄養生活コンサルタントとして独立し、がん患者の相談者を受けているうち、偶然、同じ種類の寄生虫が体内の同じ場所にいることを発見します。

寄生虫といっても多くの人の腸内にいる顕微鏡サイズのありふれたもので、腸内にいる限り害はありません。

しかし、がん患者の場合これが肝臓にいるということです。博士はこの寄生虫と発がん物質であるプロピルアルコールとの相関関係を見出します。

プロピルアルコール(※イソプロピルアルコール)は職業により曝露するとされていますが(⇒がん(癌)の原因や発がん物質 がん発生のメカニズムについて)、実際は食品工場で容器やパイプの洗浄に使われるため、市販の食品に混入してしまうとのことです(少なくともアメリカでは)。

さらに母親でもあった博士は食品の安全性を調査し、カビで汚染されている食べ物があることを発見します。このカビは同じく発がん物質であるアフラトキシン(環境汚染により曝露されるとされている)を代謝物質として産生します。

博士のがんに対する考えは代替療法の中でも極めてユニークであり(オリジナル性が高いということ)、しかもそれが机上のものではなく実験や調査により導き出されているという所に高い価値があると思います。

※本の中の「注」でプロピルアルコールはイソプロピルアルコールを指す、と序盤に記載されていますが、途中からプロピルアルコールといった場合、プロピルアルコールとイソプロピルアルコールの両方を指すように読み取れます。

尚、プロピルアルコールとプロパノールは同じものです。

「ハーブでガンの完全治癒」

「ハーブでガンの完全治癒」はハルダ・クラーク博士の著書であり、原題は「The Cure for All Cancers」(すべてのガンの治癒法)です。

本を出す前に100の症例が治癒されることが目標だったそうです。原著には100以上の症例が掲載されているそうですが、日本版は原著に記載されている最初の症例から50個のみの記載です。

私はこの症例集を大変興味深く読みました。原著のすべての症例が読みたかったのでその点は残念です。

本の中でも度々FDA(アメリカ食品医薬局)との衝突について書かれていますが、医師免許を持っていなかった博士はそれを理由にアメリカでの活動ができなくなり、メキシコへ活動の拠点を移しました。

ハルダ・クラーク博士の説が本当であり治療法が広まってしまうと、多くの産業が衰退し、病院はがん治療による莫大な収益源を断たれることになりかねません。

FDAは当然企業とつながっているので、博士の活動を制限し、本は廃刊に追い込まれますがそれでもベストセラーです。

FDAのこのような行為は博士に限ったことではなく、危険な遺伝子組み換え食品を安全と主張するなど、過去に企業の利益の為に加担した事実があります。
遺伝子組み換え食品の危険性

このようなアメリカの動きは当然日本も同じで、本はすでに廃刊となっており入手困難になってきています。古本は定価以上するので、図書館にもしあれば是非一度読んでみて下さい。

がんの原因と発症メカニズム

いわゆる西洋医学、現代医学では正常細胞ががん化(悪性腫瘍化)すれば、手術や放射線、または化学療法などで取り除くしかないとされています。

ハルダ・クラーク博士はその考えは間違いであり、悪性腫瘍化した細胞でも正常な細胞に戻すことができると述べています。

がん患者に共通していることは本来腸内に寄生している寄生虫(腸内吸虫)が肝臓にいるということ、そして体内にイソプロピルアルコールなどの毒性物質を持っているということです。

この寄生虫を駆除することでがんの進行を即座にストップさせることができると博士は言います。

がんを引き起こす腸内吸虫

この吸虫の学名はファシオロプシス・ブスキーといい、通常は腸内に寄生し卵を生みますが、卵は排泄により人体から排出されます。

しかし腸内の損傷により吸虫の卵が血管に入りこむと、血中で孵化しミラシディアと呼ばれる幼虫が生まれる場合があります。

それでも肝臓が正常の状態の場合、卵やミラシディアは肝臓の解毒作用で殺されるので肝臓に留まることはできません。

ちなみに、ファシオロプシスの成虫が肝臓に留まるとがんを引き起こし、子宮に留まると子宮内膜炎胸腺に留まればAIDS、腎臓に留まることでホジキンリンパ腫を引き起こすとのことです。

ファシオロプシス・ブスキー

ファシオロプシス・ブスキー

ファシオロプシスのライフサイクル

吸虫のライフサイクルは、卵→ミラシディア(ミラシジウム:幼虫)→レディア(レジア)→セルカリア→メタセルカリア(さなぎ)→成虫という段階を経て成長します。

本来ファシオロプシスは腸内で卵が産まれても排泄され、土壌から池などに流れ込みます。

卵から孵化するとミラシディアとなり中間宿主としてカタツムリに寄生します。

ミランディアの内部でレディアと呼ばれる幼虫が成長し、レディアはカタツムリの中で子レディアを産み増殖しセルカリアに成長します。

尾を持つセルカリアはその尾を使ってカタツムリを脱出し植物の葉の上などでメタセルカリアと呼ばれるさなぎになります。

この葉を人間が食べると腸壁に吸着し成虫に成長します。

正常なサイクルではメタセルカリアや成虫の状態で人体に入り、卵から孵化するのは人体の外ということになります。

吸虫とプロピルアルコール

体内にプロピルアルコールがあり、ミラシディアが肝臓に到達してしまった場合、肝臓はミラシディアを殺すことができません。

本来はカタツムリの中で行われるレディアの増殖が肝臓内で起こり、結果的に吸虫が爆発的に増えることになってしまいます。

肝臓に吸虫が定着した状態は肝臓の機能を妨げ、腫瘍因子であるオーソホスフォチロシン(※)を産生しがんが誕生します。

体内にプロピルアルコールが無ければ寄生虫が存在してもこのようなことは起こらないので、有毒物質を体内に入れることがいかに恐ろしいことか分かります。

※オーソホスフォチロシンは腫瘍因子でありがん化の標識の一つ、と記載されています。これはオルトリン酸チロシンのことのようです。

がんの治療

体内にいるすべての吸虫を駆除すればオーソホスフォチロシン(オルトリン酸チロシン)の産生をストップすることができます。これはがんの増殖を止め治癒されることを意味します。

がんの治療として次の3つを行う必要があります。

①どんな成育期にあろうとも、腸内吸虫をすべて駆除すること。
②プロピルアルコールを体内に侵入させないこと。
③ガンから回復するために、重金属や毒素などを体内から駆逐すること。

ハーブを使用する

寄生虫の駆除のために薬を使用しても1、2種類の寄生虫しか殺せない上に副作用があります。がんを起こすような寄生虫が体内に増殖しているのだから、他にも異なる寄生虫が存在している可能性があります。

このような場合、薬のような強い副作用がなく(頭痛や吐き気が起こる場合はある)寄生虫を駆除できる次の3つハーブを使用します。

①黒クルミの外殻チンキ
②ニガヨモギ
③クローブ

この3種類のハーブを一緒に使います。
黒クルミの外殻とニガヨモギは100種類以上の寄生虫の成虫と幼虫を殺し、クローブは卵を殺します。

寄生虫の駆除は家族やペットも一緒に行うことが推奨されています。
犬や猫の駆虫方法も本に記載されています。

ハーブの入手

本にはハーブの栽培方法や服用方法が記載されています。
自分で作れば安全でお金もかかりません。怪しい代替療法はお金がかかるものですが、この辺も博士の理論を信じてみたくなる一因です。

日本ではクシロ薬局がハルダ・クラーク関連商品として扱っています。
パラサイトクリーンズという商品は上記の3つのハーブがセットになったものです。

プロピルアルコールの侵入を防ぐ

プロピルアルコールが体内に侵入しても肝臓で解毒されますが、アフラトキシンを含むカビのついた食物を食べると肝臓の解毒能力が低下します。

がん患者の肝臓では必ずプロピルアルコールの蓄積がみられるということなので、プロピルアルコールを体内に入れないようにします。

以下の製品にプロピルアルコールが含まれている可能性があります。
化粧品、シャンプー、ヘアスプレー、うがい液、ムース、ボディローション、シェーブングローション、そして洗浄用アルコールはプロピルアルコールそのものです。

アメリカは主食になることも多いシリアルも汚染されている可能性が高いとのことです。

化粧品などのラベルにプロパノール、イソプロパノール、「プロプ」や「プロピル」という言葉を含む物質が使われていたら捨ててください。

毒素は食物など経口的に侵入するだけでなく経皮的(皮膚から入る)、経気的(気道から入る)な経路でも入ってきます。

寄生虫駆除を行っても寄生虫の再感染は容易に起こるため、体内にプロピルアルコールを入れないことが重要です。

もう一度まとめると、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、プロパノール、イソプロパノールが博士の言うプロピルアルコールのことです。

プロピルアルコールに汚染された製品

以下の製品はラベルにプロピルアルコールと書かれていなくても汚染されている可能性が高いとのことです。

シャンプー、ヘアスプレー、ムース、シリアル、店で買った瓶詰水、消毒用アルコール、うがい液、アフターシェーブローションなどのひげそり関連商品、炭酸飲料、カフェインレスコーヒー、ブレンドされたハーブティ、白砂糖

これらの製品はすべて捨てるように博士は警告しています。

ビタミンCが有効

アフラトキシン(アフラトキシンB)はビール、ナッツ、焼いてから数日以上たったパン、加熱したフルーツ、穀類などに含まれる可能性があります。

ビタミンCは肝臓がアフラトキシンを解毒する助けとなるそうです。クラーク博士はポーリング博士のビタミンC療法を支持しており、1回の食事にビタミンC1gを摂ることを推奨しています。(サプリメントで)
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がんからの回復

寄生虫を駆除しプロピルアルコールの使用をやめがんが消えても、体はまだ治癒された状態ではありません。博士のいうがんが消えた状態というのはオーソホスフォチロシン(オルトリン酸チロシン)が消えたというだけで腫瘍が消えたということではないのです。

この状態では体の自然治癒を待つ必要があり、その間に治癒を助ける作業がまだ残っています。

肺がんの場合の例

例えば肺がんの場合なら特に経気的(経気道的)に毒素を吸い込むことを防ぐ必要があります。

具体的には、

・タバコをやめる
・ペンキ、ニスのリムーバー、アルコールの希釈液、床磨き用のワックス、様々なクリーナー、ポリッシャー、さび落としなどを処分するか、それらが発する気体を人体に吸いこまないように工夫する必要
・すべての芳香剤の撤去、同様にこのような匂いを放つ、洗剤、ポプリ、コロン、ロウソク、ランプ、石鹸、ローションなども撤去
・ペットは回虫を運ぶので一時的に誰かに預ける
・アスベストを含む可能性のある製品をすべて撤去する
・家屋のラドン検査を行う。空気中にラドンが存在する場合、肺がんは完治しないとのこと
・ペンキ塗りや改装をしない
・ホルムアルデヒドを撤去する
・駆虫剤、殺虫剤など砒素(ひそ)を含む可能性のあるものをすべて撤去する
・ガスを使用している場合、ガス漏れが起こっていないか検査する

を、すべて行います。

がん全般

肺がんと同様に、人工的な化学物質を生活から遠ざける必要があります。

歯科治療

歯科治療で金属を被せたり詰めたりしている人はそれらをプラスチックのものに変える必要があります。

金属の毒性は体内に吸収され、がん以外にも様々な病気を引き起こすとのことです。
原因不明の関節痛、神経痛その他の痛み、不眠症、感覚異常、精神異常などがある場合、金属を除去することで治る可能性があります。

食生活

外食や加工食品は極力避け、自然食品を自分で調理して食べるのが基本です。
添加物や人工的な化学物質が体内に入ると免疫細胞はその処理に労力を取られてしまいます。

がん患者の場合、ミルクは煮沸して飲む、肉はレアで食べないなど寄生虫が体内に入る事を防ぐ必要があります。

市販されている飲料は博士が調査した結果ほとんどのものに製造工程で使われた溶剤が残留しているそうです。

また、調理器具や食器などに金属のものは使わないようにする必要があります。

ベンゾールを避ける

有毒なベンゾールは香料を添加された食品などに存在します。
もちろん企業は混入させているつもりはないのですが、博士の調査によれば様々な製品からベンゾールは検出されています。

特に白血病の人はベンゾールに注意する必要があります。

香りのついた食品全般、ハンドクリーム、スキンクリーム、歯磨き粉、リップクリーム、調理用の油(代わりにオリーブオイル、バター、ラードを使う)などにはベンゾールが含まれている可能性があります。

症例集から

50の症例はとても興味深いものです。
というのも、がんの治療のためにこのような検査を行った例を他に見た事がないからです。

一番最初の乳がんの女性患者の例では、肝臓にファシオロプシスの成虫、白血球に砒素、胸部からアスベスト、アンチモン、ビスマス、そして銅やクロム酸塩などの毒性物質が体内から検出されています。

そしてがんだけでなく、聴覚を失うなど様々な症状に苦しめられていました。

そのため自室と勤務先から埃(ほこり)を持参してもらい検査を行うと、勤務先の埃(これは空気を調べることを意味する)から砒素とアスベスト、さらに自宅の温水器からクロム酸塩が見つかります。

また、胸部の毒性物質は化粧品が原因と博士は述べています。

この女性は快方に向かいましたが、完治したかどうかまでは分かりません。
なぜなら、このような他に例がない検査はかなり高額な料金がかかると思われます。お金の問題でこまめに治るまで博士の所に通える人は少ないと思います。

また家族が博士の治療法に疑問を持っていると、家にある毒性物質の発生源と思われる装置や家具が撤去できないなど様々な問題が起こります。

お気に入りのシャンプーを使うのを止められない人や、家族の協力が得られない人、お金が払えない人など症例集はリアルな分真実味があります。

学校の教室からアスベストが検出され、そのため白血病になった少年の話などをみると、いくら健康に気を使ってもどこで発がん物質が入ってくるか分からない怖さがあります。

白血病になったからといって教室の空気の検査を提案するような医師は普通いないでしょう。

レシピ

本には症例集の次に、「レシピ」のページがあり、安全な食べ物のレシピや石鹸、シャンプー、デオドラントなどのボディケア用品を自分で作る方法、皮膚の治癒液の作り方なども記載されています。

また、体を健康にするための方法として、ハーブを使用して腎臓や肝臓を洗浄する方法なども載っています。寄生虫駆除後にこれらを使うことにより結石を予防したり、原因不明の症状を改善できる可能性があります。

肝臓洗浄用のハーブはレバーフレッシュ、腎臓洗浄用はキドニークリーンズとして販売もされています。

リーキーガット症候群を治療する

吸虫は腸内の損傷から血液に入りこむとクラーク博士は書いていますが、これはリーキーガット症候群を指している可能性があります。

腸壁から栄養素以外の不要な物質が血液に入らないようにするには、腸を健康な状態に保つ必要があります。

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まとめ

博士の唱えるがんの原因や治療法は他に類を見ないものであり、人工的な化学物質が体内の生態系を狂わせるという理屈は説得力があります。

この理論が本当であれば現在の経済は大きな打撃を受けるのは間違いないく、食品、化粧品、日用品などを扱う様々な企業にとって博士の理論はありがたくないものです。

結果的に博士の理論は黙殺されることになってしまいましたが、このようなことは決して珍しいことではなく、日本でも千島・森下学説などはしっかり検証されることなく、無視されている状態です。
千島学説とは?腸管造血説と赤血球の本当の働きについて
がんは血液の汚れから!森下博士の自然医学でがん(癌)を治す!

博士の言うことが本当なら、私達は生活を大幅に見直さなくてはならないでしょう。

とにかく人工的に加工された食べ物は極力避けるようにし、自然の物を食べ、皮膚につけるものもなるべく使わない、あるいは自然のものを使う必要があります。これらはがんを治すだけでなく病気全般の予防になることです。

ハーブによる治療というと胡散臭く感じる人もいるかもしれませんが、自然療法として昔ながらに伝えられているものでもあります。

現代医学が使用する薬剤や機器は純粋な治療目的以外にビジネスとして収益を上げようとする要素が強く、中には健康を害するものさえあります。
免疫という観点からも私達は自然療法にもっと目を向けたほうがいいのではないでしょうか。

関連書籍

ハーブでガンの完全治癒」は手に入りにくい状況になっていますが、博士を支持する笹川英資氏という方が「ガンは治って当たり前」という本で寄生虫や現代医療の問題点について言及しています。

クラーク博士の本が読めない人はこちらを読んでみるといいでしょう。

ただこれらを読んで寄生虫を恐ろしいものとして神経質に排除しようとするあまり、共生生物を否定することは逆に危険だと思います。

共生生物によりアレルギーや自己免疫疾患を抑えているという側面もあるので、最も注意することは溶剤のような毒性物質を体内に入れないようにすることです。

エキノコックスのように体内に入れてはいけない寄生虫は排除しなければなりませんが、クラーク博士の本に登場するファシオロプシスなどは腸内にいる分には問題ないのです。

アレルギー、自己免疫疾患、自閉症の原因は体内の生態系にあった!

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参考文献

2018年3月3日 がんの根治治療?原因は寄生虫?発がん物質とハーブ療法について! はコメントを受け付けていません。 がん 治療法 おすすめの書籍